ハルカのつれづれ日記

日々のちょっとした出来事、興味をもったことなど、気ままに綴る日記です

バチカン奇跡調査官17 ジェヴォーダンの鐘

バチカン内の『聖徒の座』に所属する神父、平賀・ヨゼフ・庚とロベルト・ニコラスは奇跡調査官として世界中の奇跡の真偽を調査判別するために日夜取り組んでいる。

天才科学者の平賀は研究調査に没頭すると寝食を忘れて熱中してしまう上にかなりの天然であり、暗号や古文書解読のエキスパートであるロベルトは平賀のよき相棒として、時に平賀をやさしく見守る保護者的存在として、数々の怪現象に取り組み、鮮やかに解きほぐしていく。

バチカン奇跡調査官シリーズの第17作は『ジェヴォーダンの鐘』。

 

フランス、ジェヴォーダン地方。山の祠の礼拝堂への特別な礼拝で奇跡が起きる。

舌のない鐘が鳴り響き、青い鳥が歌を歌い人語を話す、そして礼拝に訪れていた全盲の少女・ファンターヌの目が見えるようになったというもの。

ル=ガルー(狼男)、バズブ(大ガラス)などの伝説が残る地で調査を始めた平賀とロベルトは、ファンターヌが密かに精霊と交流を持っていたことを知るのだった。

(以下、若干のネタバレがありますので、未読了の方はご注意ください。)

 

 

 フランス、ジェヴォーダン地方で発生した聖母マリアの奇跡。

 

なるはずのない鐘が鳴り響き、どこからともなく現れた青い鳥が賛美歌を歌い、聖母マリアの赦しの言葉を述べる。

そしてその瞬間、全盲の少女の目が見えるようになったのだった。

 

少女ファンターヌは3年前バズブという大ガラスの化け物に襲われていて、そのバズブに目を奪われたのではないかと噂されていた。そのとき、マティアスという青年も煙のように姿を消してしまっていた。

 

また、この地には精霊が出没するという噂もあった。

ベートと名乗る精霊に連れられ、精霊の国で夢のような時間を過ごしたと語るファンターヌ。

 

奇跡の謎を追い調査を進める平賀とロベルトは思いがけず、ベートの正体と三年前の事件の真相を知ることになるのだった。

 

ファンターヌが再開を待ち望む精霊ベート。

その願いがかなうことはもうないのだと思うと、なんとも切ない気持ちになりますね。

ファンターヌが自分の身の上に起きた事が現実であったと気づく日が来ないよう祈るばかりです。

 

 

 


 

 

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