黒ウィズ FairyChord2 ハード5 攻略
めずらしくGamewith攻略を見ることなしに最後まで行けたので、記念にw
手持ちの出来合いのデッキに少し手を加えたもので、限定だらけなので、他の方の参考にはならないと思いますが、次回復刻したときの備忘のためUPしておこうと思います。
今回はタツマが主役。新スキル<属性反転・聖>が登場しましたが、
使い勝手としてはどうなのかなぁ、という感じですね。
次の魔道杯で接待がくるのでしょうか。
※ちなみに、今回と前回(エニグマ)は、ガチャはパスの予定。
クリスマスと正月が控えているので、栗ためです。
ハード 5-4
主属性が雷のみのデッキでクリア
全問エクセレントでクリア
一体も倒れずにクリア
サブクエストは相変わらず鬼です
デッキ:ダブルASルミス フィールチャッハ エニグマデバイス
Lカウント大魔術ルミス 光チョコ ノーヴァ
シュティーレ 正義感 雷単HPup(はずし忘れ)※
ファムチ 煌眼 夏の名残
トリテン 天柱 遺物
※副属性up等に変更したほうがbetter
助っ人 運営ルミス
クリアターン数:13T 評価:SS
回答はすべてノータゲ
1戦目 開幕トリテンチャージ 1問回答(多色つぶしOK)
トリテン解放 ダブルASルミスSS LカウントルミスSS 2問回答
2戦目 シュティーレSS ファムチSS LカウントルミスSS
変換パネルで2問回答
3戦目 シュティーレSS ファムチSS 変換パネルで回答
ダブルASルミスSS LカウントルミスSS 変換パネルで3問回答
ボス戦 シュティーレSS ファムチSS LカウントルミスSS 変換パネル回答
ダブルASルミスSS LカウントルミスSS→ボス怒り 変換パネル回答
LカウントルミスSS 回答 終了
このデッキでエクストラもごり押ししました。
他の方のクリアデッキを見ると、最短7Tくらいのようです。
ハード 5-3
主属性が水のみのデッキでクリア
全問エクセレントでクリア
一体も倒れずにクリア
デッキ:2019GAクレディア1 EX-AS 煌眼 李家
2019GAリュオン EX-AS ミク 闇チョコ
パネル属性カウント大魔術リレイ EX-AS 慈愛 エニグマデバイス
2019GAクレディア2 頭打ち 夏の名残
助っ人 運営リレイ
クリアターン数:12T 評価:SS
1戦目 右下がのろいをかけてくるので、右下タゲで5問回答
2戦目 クレティア1SS アルシエラ水右下、光右上でSS ノータゲ回答
中が怒るので1問回答
3戦目 アルシエラSS 1問回答
ボス戦 クレティア2SS アルシエラSS 数問回答
※ こちらもエクストラも同デッキ
最短8Tくらい
ハード 5-2
主属性が火のみのデッキでクリア
全問エクセレントでクリア
一体も倒れずにクリア
デッキ:MARELESS3ロザリア EX-AS 李家 攻撃力1000up
アンダーナイトトルテストル1 EX-AS 煌眼 頭打ち
パネル変換リザ EX-AS 戯銃 夏の名残
アンダーナイトトルテストル1 凛眼 光チョコ
助っ人 アンダーナイトトルテストル
クリアターン数:15T 評価:SS
回答はすべてノータゲ
1戦目 トルテストル2SS 5問回答
2戦目 1問回答 アレスSS 2問回答 トルテストルSS アレスSS
2問回答
3戦目 アレスSS 2問回答
ボス戦 アレスSS 2問回答 アレスSS 1問回答
敵の連撃を受けてゲージが真っ赤になってしまったので、
他のデッキを考えたほうがいいですね。
※ こちらもエクストラも同デッキ
他の人のクリアデッキで最短4Tというのがありました!
すごいですね!!!
※ なお、5-1も同デッキで殴り倒ししました。
バチカン奇跡調査官 人物ファイル(第7巻登場人物)
バチカン奇跡調査官シリーズの登場人物についてまとめてみようと思います。少しずつ書き足しながら更新していく予定です。(ネタバレ要素がありますので、未読了の方はご注意ください)
今回は第7巻:「天使と悪魔」の登場人物
シリーズ初の短編集で、ロベルト、ローレン、サウロ大司教、ジュリア司祭のサイドストーリーとなっています。
【ヨゼフ・ルコラス・バートリッチ】
サン・ベルナルド寄宿学校でのロベルトの三歳年上の上級生。黒髪、黒い瞳のほっそりとした優しげな顔立ちの少年。図書委員でロベルトに読書の楽しさを教えてくれた人物。病気で入院するために学校を去り、そのままロベルトと再開することはなかった。図書館の本に栞としてたくさんのメッセージをロベルトに残してくれた。
【ランバルド司祭】
母の死後ロベルトが引き取られた施設の責任者。
【スカルト博士】
精神学者。ローレンのカウンセリングを行い、バチカンに預けることを決断する。
【エジンバラ司祭】
ローレンの叔父。
【ジョン・ブリーケット】
十三歳の誕生日に悪魔である父から誕生日プレゼントに千の願いがかなうという祝福を受けたため、苦難の人生を歩む。
【マーガレット】
ジョンの母。一度死んで蘇るが、蘇生後は身体が不自由になり、性格も変わっていた。
【オーソン/アザエル】
ジョンの父である悪魔界の伯爵。天使シュミハザとのチェスのゲームに勝って人間を試す権利を得たとのこと。
【マリーン・ビンセント】
水族館のイルカの調教師。ジョンの妻となる。
【ザカリア司祭】
聖フランチェスコ教会の司祭。サウロの養父で、エクソシズムの師。悪魔に取りつかれた少女を救うため命を落とす。
【アントン】
サウロの父。サウロが十一歳の時に蒸発する。
【ドーラ】
サウロの母。サウロを養子に出した後再婚する。
【アドリアーナ・ロンバルト】
サウロの初恋の相手。フランスの寄宿学校を卒業後、十五歳年上の男性と愛のない結婚をする。
【ジョン・ウイルセント】
アメリカ出身。ミドルスクール時代に同級生を死亡させ、イギリスの名門寄宿学校へ転入する。そのころからマスクを着けた自分と同姓同名・同じ顔の男に付き纏われるようになる。プラチナブロンドの美貌の持ち主で、成績は優秀。ハッカーとしても才能を見せる。
実はジュリア司祭の兄弟で、ナンバーワンと呼ばれる、遺伝子操作で生み出された人物。一連の事件後自我崩壊から精神退行を来たし、ジュリア司祭の替え玉としてアフリカへ連行される。
【マーカス、ベン】
ジョナサン・ウイルセントのカード情報窃盗仲間。
電子書籍版:
過去記事:
バチカン奇跡調査官7 天使と悪魔のゲーム
バチカン内の『聖徒の座』に所属する神父、平賀・ヨゼフ・庚とロベルト・ニコラスは奇跡調査官として世界中の奇跡の真偽を調査判別するために日夜取り組んでいる。
天才科学者の平賀は研究調査に没頭すると寝食を忘れて熱中してしまう上にかなりの天然であり、暗号や古文書解読のエキスパートであるロベルトは平賀のよき相棒として、時に平賀をやさしく見守る保護者的存在として、数々の怪現象に取り組み、鮮やかに解きほぐしていく。
バチカン奇跡調査官シリーズの第7作である『天使と悪魔のゲーム』はシリーズ初の短編集で、ロベルト、ローレン、サウロ大司教、ジュリア司祭のサイドストーリーとなっています。短編とはいえ粒ぞろいの名作で、彼らの知られざる側面を知ることで、より本編を楽しむことができると思います。
(以下、若干のネタバレがありますので、未読了の方はご注意ください。)
【日だまりのある所】
若き日のロベルトの物語。心を閉ざし、周囲の世界を拒否していたロベルトと、そのロベルトの心を少しずつ解きほぐし、読書の楽しさと知識を得ることの喜びを教えてくれた上級生ヨゼフの交流のお話です。
ヨゼフの死後ロベルトが受け取る愛に満ちたメッセージは感涙もの。
ラストではロベルトと平賀の出会いも描かれ、二人のファンにはたまらない作品です。
※ヨゼフの本については後に平賀の弟良太のお話でも登場します。
【天使と悪魔のゲーム】
稀代の天才でありながら人間的な感情に乏しく、十五歳にして危険なテロリストかつハッカーとしてバチカンの虜囚となったローレン・ディルーカと平賀の出会いの物語。
ローレンから彼の教誨師に指名された平賀はローレンにあるゲームを提案する。「天使と悪魔のゲーム」と題されたそのゲームは、囲碁を応用した七目並べのゲーム、ただし、最後まで行くと最初につながるというもの。
ゲームの対戦をしながら、平賀はローレンに、悪魔から千の願いがかなうという祝福(呪い?)を授かった人物の数奇な半生について物語るのだった。
天使と悪魔の両方をその心のうちに内包する少年ローレン。本編では青年となったローレンのバチカンからの脱走が語られています。彼の今後の動向がとても気になりますね。
【サウロ、闇を祓う手】
バチカンでも英雄的なエクソシストとして有名なサウロ大司教(第6巻ではアメリカでも勇名をはせていることが判明しましたね)だが、彼も始めから信念の人ではなかった。
貧しい少年時代からザカリア司祭に見出され、エクソシストとして独り立ちするまでの彼の人生をたどる物語。
ザカリア司祭の広く暖かい心に触れ、悪魔との死闘を潜り抜けながら成長していく若き日のサウロ。淡い初恋と失恋も描かれ、これまで平賀とロベルトに奇跡調査を命じる上司、というだけの認識だった大司教が、ぐっと人間的な身近な存在に感じられるようになりました。
エクソシスト養成講座の講師でもあるサウロ大司教はロベルトを後継者として育てようとしているようです。ロベルトがどのようにエクソシストとして大成していくのかも今後のたのしみですね。
【ファンダンゴ】
恵まれた環境をいいことに、悪行の限りを尽くすジョナサン・ウイルセイントは昔から彼に影のようにつきまとう仮面の男の存在に怯えていた。
ついにはその影の男が自分に取って代わっている姿を目撃し、自我崩壊から精神退行を起こしてしまう。
ジュリア司祭と彼の兄第の話です。ジュリア司祭はナンバー・シックスと呼ばれていたので、少なくとも彼と同等の兄弟があと5人はいることになりますね。どうやら何らかの遺伝子操作で誕生しているようです。
ちなみに、ジョナサン・ウイイルセントはナンバー・ワンと呼ばれていたので、最初に誕生した個体なのかもしれません。最後に彼はジュリア司祭の替え玉としてともにアフリカに向かうことから、第2巻につながる話と思われます。
電子書籍版:
関連記事:
ニコラ=テスラに寄せて
バチカン奇跡調査官の『ラプラスの悪魔』に、ニコラ=テスラとテスラコイルのことが取り上げられていました。
エジソンと並ぶ天才発明家でありながら正当に評価されてきたとは言えず、不遇の死を遂げたテスラ。そんな彼の生涯に惹かれる人が多いのでしょう、その業績や人物について映画や小説で触れられることが増えてきたように思い、纏めてみました。
まずは予備知識:
ニコラ・テスラ:19中期ー20世紀中期の発明家。セルビア人で、渡米しアメリカで活躍した。
交流発電機、無線トランスミッター、テスラコイルなどを発明。
ベオグラードにあるニコラ・テスラ博物館:テスラの貴重な遺品が数多く収蔵されている。博物館を訪れるツアーもあるようです。
ここから本題:
まず、思い出すのは映画『プレステージ』。ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベール演じる対立する二人の奇術師の半生を描いた映画です。
この映画でテスラは対象物を瞬間移動させる機械を作ろうとしますが、その機械は実は対象物のコピーを作れる機械でした。
それから『K-20 怪人二十面相・伝』に無線送電システム・『テスラ装置』が登場します。第二次大戦が回避されたという設定の日本で、怪人二十面相の罠にはまって追われる身となった青年と華族の令嬢のロマンスを軸に、本物の怪人二十面相の暗躍をからめたストーリー。
二十面相はテスラ装置を悪用し、世界の主要都市を電撃攻撃しようとしていました。
今回の『ラプラスの悪魔』に出てきた『世界システム』を髣髴とさせる装置でした。
そしてジェームズ・ロリンズの小説『シグマ・フォース』シリーズの『モーセの災い』には、テスラを崇拝する実業家が登場します。
ウォーデンクリフタワーから社名を取ったと思われるクリフ・エネルギー社のCEOサイモン・ハートネルはニコラ・テスラのウォーデンクリフ計画をもとに無限のエネルギー供給網を構築しようと画策します。
「エジソンはその時代とともに生きた人物だった・・・・・・テスラは時代を先取りしていた」というセリフが印象に残ります。
ウォーデンクリフタワー↓
電子書籍版:上下合本版が出ています。
※ このシリーズも大好きなので、別途紹介していけたらと思っています。
さらにゲームにも。
FGOでは弓兵のサーバントとして登場しています!!
だいぶイメージが違うような気がしますが、貴公子然とした佇まいはそのままかもしれません。
テスラは表現者のイマジネーションを無限に刺激してくれる点でも偉大な人物ですね。
バチカン奇跡調査官 人物ファイル(第6巻登場人物)
バチカン奇跡調査官シリーズの登場人物についてまとめてみようと思います。少しずつ書き足しながら更新していく予定です。(ネタバレ要素がありますので、未読了の方はご注意ください)
今回は第6巻:「ラプラスの悪魔」の登場人物
上院議員や司祭の突然死や交霊会への潜入捜査。オカルティックな展開と思いきや、テスラコイルや世界システム、フィラデルフィア実験など、物理学的アプローチにあっと驚かされる作品です。
【エドモンド・マリニー議員】
コロラド州ボルダー出身の上院議員で共和党の大統領候補。セイント・ジェームズ教会で謎の突然死を遂げる。死亡の数日前にレイセオンのゴーストハウスでの秘密の交霊会に出席していたこと、体に暴行を受けた痕があることが判明する。若いころ、不良仲間と数々の事件を起こしていた。
【ニック・エゼキエル司祭】
セイント・ジェームズ教会の司祭。髪はブルネット、瞳は緑。深い響きのバリトンの声を持つ。マリニー議員の葬儀中、議員と同様謎の突然死を遂げる。柔和な人格者という表の顔とは別に邪悪な一面があり、若いころはマリニー議員ら不良仲間のリーダーだったことが判明。
【ルコント部長】
ビル・サスキンス捜査官の上司でハーバート大出身のエリート。部下を使い捨てにする傾向がある冷たい印象の男。ビルに平賀・ロベルトの協力のもとゴーストハウスへの潜入捜査を命じる。
『FBIの秘密保持のため、地位と昇進を約束された人物』とウォーカー博士から評されている(第9巻)。
【魔術師ユピテル】
交霊会の霊媒。赤いフリジア帽に黒の法衣、黒手袋にアンク十字の杖を持ち、真っ白なデスマスクのような羽飾りつきの仮面をつけている。上品な身のこなしの男。バチカンにしかない記録文書に記された呪文を唱える。その正体はジュリア司祭。
【ダントン・マイヤー】
コロラド州警察の警察長。交霊会中に消失する。マリニー議員の死を調査していた。『フィラデルフィア実験』の生き残りを父に持つ。
【ジャック・サスキンス】
ビルの父。デンバー造幣局で働いている。実はマリニー議員やエゼキエル司祭と知り合いで、ビルの実の父親と入れ替わっている人物。
【エミリー・サスキンス】
ビルの母。ジャックの入れ替わりを知りつつ、子供達には実の父親であるように振舞っている。
【トム・サスキンス】
ビルの弟。ビルによく似ている。消防士。父親が入れ替わっていることに早くから気づいていた。
【ジュノ・サスキンス】
トムの妻。現在妊娠中。
【マーガレット】
【ローランド・マリニー】
マアリニー議員の父。地元の名士。
【ジョン・エゼキエル司祭】
ニック・エゼキエル司祭の養父。
【メリッサ・バークレー】
コロラド州のチア大会で優勝したチア・リーダー。二十九年前暴漢に襲われ亡くなっている。
【トビ-・ワトソン】
地元警察の署長。FBIの介入を嫌う。
【ジュディス・マリニー】
マリニー議員の妻。議員の死の直前、亡霊のような男を目撃する。
【ホワニータ】
マリニー議員邸の召使。ジュディス婦人同様、亡霊のような男を目撃している。
【ハリソン・オンサーガ】
三十年前のマイアミの一家殺害事件の生き残り。当時5歳の少年。金髪で瞳はブルーグレイ。8歳で死亡したことになっている。自閉症の知的障碍者と思われていたが、実はサバン症候群で、桁外れの計算能力を持っている。手を奇妙に動かす癖がある。
ジュリア司祭の誘いに乗り行動を共にすることを決意する。
【ハリー・オンサーガ】
ハリソンの叔父。事件後ハリソンを引き取った。
【アンドリュー・ボーリンハウス】
ジュディス夫人やホワニータの見た亡霊にそっくりな男。繁華街の裏通りで変死。その死因はマリニー議員やニック司祭と同じだった。若いころニック司祭やマリニー議員の子分として犯罪行為に手を染めていた。
【サンシャイン・ボーリンハウス】
アンドリューの父。
【シン・シェン】
リチャード・グラフィン(ハリソン・オンサーガの偽名)の知り合い。
【シャルロット・ウォーカー】
マギー博士の母。アインシュタインと親交が会ったらしい。ライジング・ベル研究所の前主任。
【デリク・セレガル】
コロラド州立病院の医師。骨肉腫の専門医で、画期的な新薬治療を行っている。
電子書籍版:
過去記事:
バチカン奇跡調査官6 ラプラスの悪魔
バチカン内の『聖徒の座』に所属する神父、平賀・ヨゼフ・庚とロベルト・ニコラスは奇跡調査官として世界中の奇跡の真偽を調査判別するために日夜取り組んでいる。
天才科学者の平賀は研究調査に没頭すると寝食を忘れて熱中してしまう上にかなりの天然であり、暗号や古文書解読のエキスパートであるロベルトは平賀のよき相棒として、時に平賀をやさしく見守る保護者的存在として、数々の怪現象に取り組み、鮮やかに解きほぐしていく。
バチカン奇跡調査官シリーズの第6作である『ラプラスの悪魔』では、前回と同様奇跡調査から離れて、アメリカのゴーストハウスの交霊会の謎に挑みます。
めずらしくビル・サスキンス捜査官が中心となって活躍、ビルの家族やライジング・ベル研究所のマギー・ウォーカー博士も登場し、新たな展開を見せる巻で、シリーズのなかでも大好きなお話です。
(以下、若干のネタバレがありますので、未読了の方はご注意ください。)
冒頭からビル・サスキンス捜査官のまじめでちょっと融通の利かない性格を現すエピソードが展開し、思わず笑ってしまいます。
事件はコロラド州ボルダーで発生した大統領候補のマリニー上院議員の突然死から始まります。その議員が関わっていたらしい、秘密の交霊会への潜入捜査を命じられるビル。「千年王国のしらべ」でユーゲンハイム博士の力を借りたことでFBIに借りのある平賀とロベルトも調査に協力する運びとなる。
マリニー議員の検死を行ったマギー・ウォーカー博士を訪ねたビルは、博士から議員の不可解な死因と、議員が生前暴行を受けていた形跡があることを知る。
件のゴーストハウスに招かれた3人は不穏な雰囲気のただよう交霊会に参加するが、二度目の交霊会中に客人の一人が消失するという事件が起きる。消失したのはコロラド州警察のマイヤー警察長で、マリニー議員の死を調べていたこと、彼の父が『フィラデルフィア実験』の生き残りであったこのなどがわかる。
交霊会の終了を持ってゴーストハウスを退去した三人はビルの上司から捜査の終了を告げられるが、納得できずに独自の捜査を続けることになり、ビルの実家に向かう。ビルの家族に暖かく迎えられ一息ついたのもつかの間、マリニー議員の葬儀の最中、議員の友人でもあるエゼキエル司祭が議員と同様の突然死を遂げる。事件の背景には三十年前の一家惨殺事件があった・・・。
ゴーストハウス、交霊会と今回はオカルティックな要素が強いかと思いましたが、謎解き部分は物理学的なアプローチがメインでした。磁界や電磁波といった分野に関しては私はさっぱりなので、そのへんはさっと流してしまいましたが、この手の読み物でそこまで深い知識の片鱗に触れることができるのは感激物です。
ロベルトたちがゴーストハウスの部屋の配置を調べながら核心に迫っていく場面では、謎解きゲームのように、実際に地図のを見ながら自分でも謎解きできたら楽しいだろうなと思いました。
ラストでは、ビルの家族の驚愕の真実やローレンの身の上が語られ、ショッキングな幕切れとなっています。
ところで、タイトルの『ラプラスの悪魔』とは、
もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう。(Wikipedia)
という超人間的知性のことで、現在では量子力学によって否定されているそうです。
また、巻頭に載っている『失くした世界を取り戻す旅~シャルロットの冒険』の魔法の言葉がちんぷんかんぷんだったので、途中の謎解きで解明されるのかと思いながら読んでいたのですが、そこはスルーでした。ので、自分なりに調べてみました。
ひらがな表記を数式に直してみると、
①だいばーじぇんすでぃーいこーるろー
②ろーてーしょんいーいこーるまいなすでるびぃでるてぃー
③がんまいこーるわんおーばーるーといちまいなすべーたすくえあ
④べーたいこーるぶいおーばーしー
⑤あいえっちばーでるぷさいでるてぃーいこーるえっちぷさい
⑥だいばーじぇんすびぃいこーるぜろ
⑦ろーてーしょんえっちいこーるでるでぃでるてぃーぷらすじぇい
⑧あーるみゅーにゅーまいなすわんおーばーつーじーみゅー
にゅーいこーるかっぱてぃーみゅーにゅー
A:
B:
(BをAに代入すると⑧になります)
のようです。
①・②・⑥・⑦はマクスウェルの方程式
③・④はローレンツ変換
divは発散、rotは回転だそうです。
これらが世界を形作っている数式になるのでしょうか。
分かる人はすぐピンと来るのでしょうね。フレミングの法則すら怪しい私には知恵熱が出そうな感じです。つまり、分かりません・・・
参考にさせていただいたサイトさん:
マクスウェルの方程式は簡単 | 日経 xTECH(クロステック)
一般方向のLorentz変換 - epii's physics notes
なお、『シャルロットの冒険』に出てくるなぞなぞ、
8たす9は3
1たす4たす5は1
3たす7たす6たす0は2
では
3たす4たす5たす6たす7たす8は
答えは4とのこと
↓ネタバレ(自力で解けなかったので)
なぞなぞ「8たす9が3で、1たす4たす5は1。3たす7たす6たす0は2。じゃあ、3たす... - Yahoo!知恵袋
わたしの年は42歳。娘は13歳。息子は11歳。
わたしの年が娘と息子の年を合わせて3倍になった時
答えは6年前
私は方程式を作りましたが、そんなことしなくても解けるのかな?
どうにも頭が固くて困ったものです・・・
※ 方程式を使わずに解く方法を考えてみました。
現在 子供達の年齢×3=72(a) 私の年齢(b)との差は30歳
1年後 aとbの差は現在より5増えている。
(aの増加が6であるのに対し、bの増加が1であるから)
逆に1年前は aとbの差は5少ないことになる。
よってaとbの差が0となるのは -30÷5=-6
6年前となる。
こんな感じでしょうか。
電子書籍版:
ところで、ラプラスといえば、東野圭吾作の「ラプラスの魔女」もオススメです。
映画化もされています:
原作では主人公の教授は妻子持ちなのですが、映画では独身の設定。櫻井君ですものね。
関連記事:
バチカン奇跡調査官 人物ファイル(第5巻登場人物)
バチカン奇跡調査官シリーズの登場人物についてまとめてみようと思います。少しずつ書き足しながら更新していく予定です。(ネタバレ要素がありますので、未読了の方はご注意ください)
今回は第5巻:「血と薔薇と十字架」の登場人物
イギリス北東部の田舎町ホールデングスで起こる吸血鬼による連続殺人事件に、平賀とロベルトが挑みます。
【エルトン伯爵/アエリアス・ブロア】
ホールデングスの領主ファイロン公爵の長子。十九歳。
【アダルバード殿】
ブロア一族の紳士。通常は棺の中で眠っている。常にエルトン伯爵と行動を共にしている。
【イーノス】
エルトン伯爵の執事。代々ファイロン公爵家に仕えている。
【チャールズ・ルーク】
ホールデングスの旧家の主で町長。ホールデングスに逗留する旅人はルーク家に宿泊するきまりとなっている。男色的な感情傾向がある。
【フランチェスカ】
チャールズの妻
【シャルロット】
チャールズとフランチェスカの娘。エルトン伯爵の幼馴染で初恋の相手。吸血鬼に襲われるが、平賀とロベルトにより一命を取り留める。
後にエルトン伯爵と婚約する。
【トライアン・タリチャアヌ教授】
ルーマニアから来た大学教授。六十代で小柄だが良い体躯の持ち主。純潔の吸血鬼を探している。8年前にもホールデングスで数ヶ月を過ごしている。
【カリン・バセスク】
タリチャアヌ教授の助手。三十代。肥え太った牛のような巨漢。
【イーディ・ムーア】
吸血鬼に襲われ絶命するが、数日後墓場で蘇ったところを、「吸血鬼と情を通じた者」として処理される。
【トーマス】
ルーク家の執事。
【マックス】
ルーク家の運転手。
【ガイ・ロビンソン】
ホールデングスの警察署長。
【フランク・ムーア】
イーディの父親。雑貨店経営。
【デービッド・オリバー】
リンゴ農園で働く青年。イーディに恋焦がれている。
【アーロン・スペンサー】
若い町医者。
【ジェームス・スペンサー】
アーロンの父。町の病院の院長。
【ドリーン・ラッセル】
養豚場の番人・ベンの娘。吸血鬼の第二の被害者。
【ブラム・ストーカー】
「吸血鬼ドラキュラ」の作者。執筆前にホールデングスを訪れている。死期がはっきりしていない。
【ロード・セバスチャン】
かつてのファイロン公爵の三男で、ルーク家の先祖マーガレット嬢との間に子を設けた。現エルトン伯爵と同じウルトラマリンブルーの瞳をしている。
【ハート牧師】
ホールデングスの英国国教会の牧師。吸血鬼に襲われた第3の被害者。
【ベンジャミン牧師】
ハート牧師の息子。
【ユージン・ハート】
ハート牧師の孫。
【フレディ・ナトリー】
スペンサー病院の下働きの男。女好き。
【イザベル・ナトリー】
フレディの妻。異常に嫉妬深い。第4の被害者。
【バニー・サクソン】
四年ほど前町に来た新参者。粗野で暴力的な男。第5の被害者。
【ブラッド】
町の荒くれ者の青年たちのリーダー。
【アンガス】
町の荒くれ者の青年たちの一人。
【ケーリー・ハーパー】
コーヒースタンドの店員。8年前ケネス・オズボーン著『屍王学』をタリチャアヌ教授の変わりに図書館から借り出した。
【グラン・ミッチェル】
ロベルトの知人。希覯本専門家。もとはフランス人だがニューヨーク在住。
【ジョン・マーレイ】
ロンドンにあるオカルト専門の希覯本店の店主。
【アルフォンス・ブランシュ】
フランスのブルーネ公爵家の代理人の弁護士。ヨーロッパの新銀行の出資者。実はジュリア司祭。
:embed:cite]
電子書籍版:
過去記事: