バチカン奇跡調査官 人物ファイル(第6巻登場人物)
バチカン奇跡調査官シリーズの登場人物についてまとめてみようと思います。少しずつ書き足しながら更新していく予定です。(ネタバレ要素がありますので、未読了の方はご注意ください)
今回は第6巻:「ラプラスの悪魔」の登場人物
上院議員や司祭の突然死や交霊会への潜入捜査。オカルティックな展開と思いきや、テスラコイルや世界システム、フィラデルフィア実験など、物理学的アプローチにあっと驚かされる作品です。
【エドモンド・マリニー議員】
コロラド州ボルダー出身の上院議員で共和党の大統領候補。セイント・ジェームズ教会で謎の突然死を遂げる。死亡の数日前にレイセオンのゴーストハウスでの秘密の交霊会に出席していたこと、体に暴行を受けた痕があることが判明する。若いころ、不良仲間と数々の事件を起こしていた。
【ニック・エゼキエル司祭】
セイント・ジェームズ教会の司祭。髪はブルネット、瞳は緑。深い響きのバリトンの声を持つ。マリニー議員の葬儀中、議員と同様謎の突然死を遂げる。柔和な人格者という表の顔とは別に邪悪な一面があり、若いころはマリニー議員ら不良仲間のリーダーだったことが判明。
【ルコント部長】
ビル・サスキンス捜査官の上司でハーバート大出身のエリート。部下を使い捨てにする傾向がある冷たい印象の男。ビルに平賀・ロベルトの協力のもとゴーストハウスへの潜入捜査を命じる。
『FBIの秘密保持のため、地位と昇進を約束された人物』とウォーカー博士から評されている(第9巻)。
【魔術師ユピテル】
交霊会の霊媒。赤いフリジア帽に黒の法衣、黒手袋にアンク十字の杖を持ち、真っ白なデスマスクのような羽飾りつきの仮面をつけている。上品な身のこなしの男。バチカンにしかない記録文書に記された呪文を唱える。その正体はジュリア司祭。
【ダントン・マイヤー】
コロラド州警察の警察長。交霊会中に消失する。マリニー議員の死を調査していた。『フィラデルフィア実験』の生き残りを父に持つ。
【ジャック・サスキンス】
ビルの父。デンバー造幣局で働いている。実はマリニー議員やエゼキエル司祭と知り合いで、ビルの実の父親と入れ替わっている人物。
【エミリー・サスキンス】
ビルの母。ジャックの入れ替わりを知りつつ、子供達には実の父親であるように振舞っている。
【トム・サスキンス】
ビルの弟。ビルによく似ている。消防士。父親が入れ替わっていることに早くから気づいていた。
【ジュノ・サスキンス】
トムの妻。現在妊娠中。
【マーガレット】
【ローランド・マリニー】
マアリニー議員の父。地元の名士。
【ジョン・エゼキエル司祭】
ニック・エゼキエル司祭の養父。
【メリッサ・バークレー】
コロラド州のチア大会で優勝したチア・リーダー。二十九年前暴漢に襲われ亡くなっている。
【トビ-・ワトソン】
地元警察の署長。FBIの介入を嫌う。
【ジュディス・マリニー】
マリニー議員の妻。議員の死の直前、亡霊のような男を目撃する。
【ホワニータ】
マリニー議員邸の召使。ジュディス婦人同様、亡霊のような男を目撃している。
【ハリソン・オンサーガ】
三十年前のマイアミの一家殺害事件の生き残り。当時5歳の少年。金髪で瞳はブルーグレイ。8歳で死亡したことになっている。自閉症の知的障碍者と思われていたが、実はサバン症候群で、桁外れの計算能力を持っている。手を奇妙に動かす癖がある。
ジュリア司祭の誘いに乗り行動を共にすることを決意する。
【ハリー・オンサーガ】
ハリソンの叔父。事件後ハリソンを引き取った。
【アンドリュー・ボーリンハウス】
ジュディス夫人やホワニータの見た亡霊にそっくりな男。繁華街の裏通りで変死。その死因はマリニー議員やニック司祭と同じだった。若いころニック司祭やマリニー議員の子分として犯罪行為に手を染めていた。
【サンシャイン・ボーリンハウス】
アンドリューの父。
【シン・シェン】
リチャード・グラフィン(ハリソン・オンサーガの偽名)の知り合い。
【シャルロット・ウォーカー】
マギー博士の母。アインシュタインと親交が会ったらしい。ライジング・ベル研究所の前主任。
【デリク・セレガル】
コロラド州立病院の医師。骨肉腫の専門医で、画期的な新薬治療を行っている。
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